P男が転職活動中に1km泳げるようになった話
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転職活動をしていた、2009年。
毎日、転職サイトや転職エージェントを活用し求人情報を仕入れて、エントリーシートを書いていた。
この頃から業界本やビジネス本を読むようになり、書籍とネットで業界研究と企業研究を行い面接対策をする。
世間からすれば無職なわけで、実家で暮らしていたので両親にも申し訳ない気持ちがあった。当時は自分なりに必死に頑張っていたと思う。
(家にいる時間が長くなったおかげで、飼っていたネコとは絆が深まった。)
結果、数社から内定を頂いていたが、自分が行きたい業界や「ここなら」と思える企業からの内定はなかった。
「何がダメなのか」
このままでは、せっかく転職する意味がない。何かをかえなければならなかった。
転職エージェント、兄、友人など出来る限りの協力を仰ぎ、様々な角度で意見をもらい、当時の自分では出来る限りのことをしていたと判断。この点を改良するのは難しいと思った。
②面接練習→
何度も面接に落ち20回以上は面接していた上、転職エージェントも練習に協力してくれていたのでこの点も手は尽きていた。
③業界研究、企業研究→
時間は嫌とゆうほどあり、そうゆう調べものは余り苦にならなかったので改良の余地が思いつかなかった。
何故だろう?できる最善を尽くしたのに
なぜ納得できる結果がでないのか。
全ての努力が報われるなんて思ってなかったし、自分より優秀な人間なんていくらでもいる。
それにしても、自分の結果に納得できなかった。
努力する方向が悪いのか?
そもそも、何かすべきことが抜けているのか。
その頃よりP男は、プールに行くようになった。
運動不足が気になっていたし、平日であれば市民プールが空いていたことも理由だったが、他にも理由があった。
納得できる内定を取ることと、カナヅチの自分が1km泳げるようになることはどちらが難しいだろうか?
ふとそんなことが頭をよぎった。
もし、自分が1km泳いだら、きっと何かがかわり良い企業に内定が取れるだろうと考えたのだった。
当時のP男は50m泳いだらアップアップ。
友人に
「1km泳げるように頑張るわ」
とゆうと
「無理やろ〜」
と言われた。
きっと「就活しろや」と思ったことだろう。
そしてそれは、全くの正論だ。
中々ハードな営業会社にいた自分は、
「量をすることで、質を高める」
とゆうことを叩きこまれていた。
週4日ほど、がむしゃらに泳いだ。
しかし、1kmには程遠かった。
「どうすれば1km泳げるようになるのか?」
P男は悩んだ。
色々と考えた結果、実施した練習メニューはシンプルなものだった。
①50m泳いだら15秒休憩✖️20本
様子をみて15秒を5秒に減らす
②①に慣れたら、
100m泳いで15秒休憩✖️10本
なれたら休憩5秒に減らす
③200m泳いだら…
と、これを1kmになるまで繰り返した。
1ヶ月が過ぎたころには休憩なしのクロールで500m泳げるようになった。
そして、転職活動ではある会社の面接が入った。自分が目指していた業界だった。
その企業は、一次面接より社長が面接をして下さった。そして、履歴書の趣味欄に書いた「水泳」の話で盛り上がった。
「絶対に1km泳ぎたいんですよ」
そんな話しをしたことを覚えている。
数日後、最終面接の連絡を頂いた。
そして最終面接前日に1kmを「気持ち」で泳ぎきり、面接に挑んだ。
幸い、この企業にご縁を頂き現在も働かせて頂いている。
転職活動中に1kmを泳ぐとゆう貴重な経験ができて良かった。
振り返ってみるとこの経験で、何かを解決するには「理屈」と「精神」の両立が大切と学べた気がする。
今でもほぼ週一で、プールで1kmを泳いでいる。
▼当時、泳げるようになるために読んだ本。ある意味、もっとも自分に影響を与えた本である。